# Aura への頼み方

> Aura はプロンプト欄ではありません。頭にあることを、下手なままの自分の言葉で言ってください。それを仕事に変えるのがプロダクトの役目で、言い回しを採点するのは役目ではありません。

Canonical page: https://myorbit.ai/ja/notes/type-less-do-more

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自分がつくったものを、自分がどう使っているかを書きます。思っているより地味です。**頭にあることを言う。それだけです。**

構造化された依頼ではありません。役割と課題と出力形式でもありません。ただ、頭の中で転がっているもの——気がかりなこと、忘れつづけていること、一週間ぐるぐる回っている決断——を言います。そして別のことをしに行きます。

それが相互作用のモデルのすべてで、プロダクトはそのために建っています。以下はその理由です。

## プロンプトは技能ではなく、症状です

プロンプトを教える経済圏が丸ごと存在します。講座、テンプレート、モデルに言うことを聞かせる百通りの言い回し。私はそれを、ユーザー側の欠落ではなく、未完成なプロダクトの症状だと思っていて、[議論はきちんと書きました](/ja/notes/prompting-is-not-a-consumer-skill)。

短く言えば、特定の言い方を要求するプロダクトは、自分の仕事をあなたにやらせています。私の祖母が、自分の一週間を手伝ってもらうために文法を覚える必要はないはずですし、十三歳が理解されるために講座を受ける必要もないはずです。

だから設計の目標は、より良いプロンプト欄ではありません。**下手に言っても、ちゃんと動くこと**です。

## 散らかったまま言う

最初に人がやりがちな誤りは、*良い依頼*を書こうとすることです。過剰に指定し、整え、言い回しを考える。それはすべて無駄な労力で、しかも悪いことに、役に立ったはずの文脈をそぎ落とします。

比べてみてください。

> 「プロジェクトの遅延について、クライアントに送るビジネスメールを作成してください。」

と、

> 「納期がまたずれた、三回目、まだ伝えてない。言い訳してるみたいに聞こえたくない」

二つめは文章として下手で、入力としてははるかに優れています。経緯も、かかっているものも、気にしている調子も、そして本当の問題——問題はメールではなく、本当のことをどう角を立てずに言うか——を運んでいるからです。

二つめのほうをください。散らかっていること**が**文脈です。

## 少しずつ、時間をまたいで言う

ひとつのメッセージに考えを収める必要はありません。午前中に何度か——動かしたい予定、かけようと思いつづけている電話、昼に決めたこと——それらはひとつの場所に着き、そこに残ります。

これが[組み合わさる記憶](/ja/notes/why-aura-os-is-an-operating-system)のもたらす違いです。重要なことはチャットの散文に溶けません。記憶になり、計画になり、リマインダーになり、レポートになり、あるいは「動く価値はない」という明示的な判断になります。だから火曜に触れた断片が、説明し直さなくても金曜にまだ働いていられます。

チャットのアシスタントは、糸をあなたに持たせます。こちらは、糸をこちらが持ちます。

## そして、離れる

慣れるのにいちばん時間がかかる部分です。**居つづけなくていい。**

ここでの基本状態は、待つことではなく働くことです。あなたが再び現れるのは意味のある縁——送信する、提出する、買う——で、届くのは、承認すべきことをひとつ携えた仕上がった仕事であって、手渡しの ToDo リストではありません。Aura が何かをすると言えば、その一文の裏には予約された仕事があり、終わったと言えるのは、届けたときではなく、終わったと確認できたときです。

だから頭の中を出したあとの正しい動きは、アプリを閉じることです。私も日によってはまだ落ち着かず、それは抗うべき違和感だと思っています。

## しなくていいこと

**モデルを選ぶ。** 選択画面は出てきません。[意図的](/ja/notes/why-you-never-pick-a-model)であり、選ぶことは私たちのいちばん難しい仕事であって、あなたの仕事ではない、という主張です。

**文法を覚える。** コマンドも、呪文も、書式もありません。

**繰り返す。** 一度言えば保持されます。取り違えられたら、ふつうの言葉で直してください。記憶はあなたが見て、直せるものです。

**演じる。** ぶっきらぼうでも、半分寝ていても、機嫌が悪くてもかまいません。採点はされていません。

## ひとつだけ、意識してやる価値のあること

本当に何が大事なのかについて、正直でいてください。

返ってくるものの質は、磨き具合ではなく、入れたものの真実さに従います。「もう少し運動したほうがいい」は肩をすくめた返事を生み、「あの仕事の件から眠れていないし、たぶん関係している」は、役に立つ何かを生みます。同じ手間で、まったく違う入力です。

ここに存在すると私が言い張る唯一の技能はそれで、プロンプトの技能ではありません。自分の一週間について率直であること、それだけです。

次は[最初の一週間で Aura に伝えること](/ja/notes/what-to-tell-aura-first-week)。
